外川神社

虫封じの神様

外川神社

外川神社の千葉県印西市船尾に鎮座する虫封じの神様

由緒

外川神社の総本社である山形県の仙人堂(外川仙人大権現、外川神社)は、出羽三山の一山である羽黒山の麓にあった。知る人ぞ知る存在の仙人堂だったが、出羽三山信仰とともに、信仰が広がっていった。その結果、関東南部の各地に仙人堂の分霊を勧請した。その一社が本社である。本社は、江戸時代中期ごろ初代の山伏が全国を行脚し、仙人堂から分霊を勧請し、現在の地にまつった。そのことにより、草鞋の形をした絵馬を奉納すれば、虫封じの願いが叶い、子どもたちの足が強くなると信じられてきた。はじめ外川仙人大権現と称したが、明治時代の神仏分離令により、日本武尊と大山祇命を祭神と定め、社名を外川神社と改めた。小児の虫封じや家内安全、航海安全、足が丈夫になるという御神徳があるとして、講が作られ遠近から参詣する者が絶えなかった。

 

 虫封じについて

 昔から、夜泣き、癇癪、機嫌が悪くなる子どものことを「疳(かん)の虫がついた・虫気が起こる」と呼んで、虫封じが行われてきた。子どもが成長する過程で起こるもので、程度の差こそあれ、子どもなら誰でも一度はかかるものと考えられている。虫封じには、虫を取り除く意味と予防としての意味がある。

 

一月十五日と八月十五日に大祭を行っております。裏山に本殿がございますので、是非ともお参りください。


外川神社々務所